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2024.10.11
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昨日は転倒予防の日でした
昨日は転倒予防の日ということで、事故の実際についてお知らせしました。
本日は事故防止のためのアドバイスと、訪問看護でできることについてお伝えできればと思います。
転倒事故の約半数が住み慣れた自宅で起こっています。
住み慣れた自宅であっても、危険であるということを念頭に置き、以下のような点に注意しましょう(消費者庁ホームページより)
①個人にあった適度な運動を続け、身体の機能の低下を防ぎましょう。
わずかな段差でつまずきやすくなるのは、加齢により筋力が衰えるからだと考えられています。またぐらついたり、登っているところから転落したりするのは姿勢を保持する平衡感覚が低下することによります。
日頃から可能な限りこまめに体を動かして、体力の維持に努めましょう。
②浴室や脱衣所には、滑り止めマットを敷きましょう。
濡れた床、石鹸の泡、浴槽や脱衣所への出入り口など、転倒しやすい環境である浴室では足元に十分に注意しましょう。滑り止めマットを用いることで滑ることによる転倒事故を予防することにつながります。
③寝起きや夜間のトイレなどで、ベッドから起き上がるときや体勢を変えるときは慎重にしましょう。
ベッドから起き上がるとき、椅子から立ち上がるときなど体勢を変えるときはゆっくり慎重にしましょう。ふらついたり、よろけたり、バランスを崩して転倒につながっています。
④段差のある所や階段、玄関には手すりや滑り止めを設置しましょう。
転倒を予防するために、歩行を補助するものを活用するのも良いことです。滑り止めは蓄光や蛍光のデザインを施したタイプや輝度コントラストが高く色相の差が大きい色を選べば視認性を高める効果も期待できます。
足元を照らすランプや段差解消のスロープを増やす方法もあります。
⑤電源コードが通り道に来ないように電気製品を置きましょう。
電源コードに足を取られたり、カーペットや炬燵、座布団に引っかかって転倒する事故が多くみられています。カーペットの下には滑り止めを敷く、床にはなるべくものを置かないようにするなど整理整頓して生活の場を整えましょう。
このように日々のちょっとした工夫で危険な転倒事故を防ぐことができますので、ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか
では、ここからは、転倒事故予防のために訪問看護でどのようなことができるのかをお伝えしたいと思います。
※看護師による入浴の援助
お一人での入浴で不安がある場合、看護師がご自宅に訪問し安全に入浴できるようお手伝いさせていただきます。
※療法士による専門的なリハビリの実施
リハビリ療法士がご自宅に訪問し、ご自宅の環境に合わせた動作の指導や、筋力・体力維持に必要な運動の指導を行います。
※福祉用具・サービスの提案
安全に生活できるように、必要な用具や訪問看護以外のサービスの提案をさせて頂きます。
※緊急時の対応
転倒してけがをした!転倒して起き上がれなくなった!など、緊急の際に365日24時間対応できる体制を整えています。いざという時の困ったに対応させていただきます。
その他、個々のお悩みに応じてサービス調整が可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい!